朝、トーストを焼きながらお湯を沸かすとき。仕事の合間にひと息つきたいとき。そして、お風呂上がりに冷たいもので喉を潤したいとき。
ふと振り返ってみると、私の暮らしのすぐそばには、いつも日東紅茶のパッケージがありました。
スーパーやコンビニの紅茶コーナーに行けば、いつでもそこに並んでいる黄色や赤の箱。特別に着飾ることもなく、日常の中に当たり前のように溶け込んでいる存在です。
そんな日東紅茶が、2027年にブランド誕生から100周年を迎えるというニュースを目にしました。100周年を記念した「NITTOH 100 PICNIC」というプロジェクトが始動し、特設サイトや記念ロゴが公開されたそうです。
毎日なにげなく手に取っている「いつもの一杯」に、100年という長い歴史が重なっていることを知り、改めて私とお茶の関わりについて思いを巡らせてみました。
朝から夜まで。私の暮らしと日東紅茶の使い分け
紅茶と聞くと、「ポットを温めて、茶葉を計って、時間を正確に測って……」と、少し丁寧な暮らしの象徴のように感じられることもあるかもしれません。
けれど私にとって、日東紅茶のティーバッグはもっと気楽で、日々の気持ちを小さく整えてくれる頼もしい相棒のような存在です。
普段の暮らしの中では、そのときの気分や時間帯に合わせて、主に「DAY&DAY」と「デイリークラブ」を使い分けています。
朝のトーストには「DAY&DAY」、仕事の休憩には「デイリークラブ」
朝起きて、焼きたてのトーストと一緒にいただくのは「DAY&DAY」です。クセがなくすっきりとした味わいで、寝起きの体にすんなりと馴染んでくれます。毎朝のことなので、気負わずにマグカップでさっと淹れられる手軽さが心地よく感じられます。
一方、仕事の合間に一息つきたいときには「デイリークラブ」を選びます。こちらはしっかりとしたコクと深みがあり、少し濃いめでじっくりと時間を楽しみたいときにぴったりです。
「基本はDAY&DAY、じっくり味わいたいときはデイリークラブ」。このマイルールができてから、お茶を選ぶ時間がちょっとした気分の切り替えスイッチになっています。
お風呂上がりにキュッと冷やす「急冷アイスティー」
あたたかい紅茶だけでなく、冷たいお茶を飲みたいときにも活躍してくれます。特にお風呂上がり、さっぱりとしたものが欲しくなったときには「DAY&DAY」で作る急冷アイスティーが定番です。
作り方はとてもシンプルです。
- マグカップにDAY&DAYのティーバッグを入れ、いつもの半分くらいのお湯を注いで濃いめに淹れる。
- そこにお砂糖を入れてよく溶かす。
- 氷をたっぷり入れたグラスに、一気に注ぐ。
氷に触れて一瞬で冷やされた紅茶は、香りがキュッと引き締まり、澄んだ爽快感があります。甘みや濃さをその日の気分やお風呂の温まり具合に合わせて微調整できるのも、自分で淹れるからこその良さだと感じています。
コーヒーサーバーで作る、たっぷり1Lの「自家製アイスミルクティー」
日東紅茶のティーバッグを使って、まとまった量のアイスミルクティーを仕込んでおくのも、私の楽しみのひとつです。冷蔵庫に自分好みのお茶が入っていると思うだけで、日中の安心感が少し増すような気がします。
いろいろと試行錯誤してたどり着いた、我が家の作り方をご紹介します。
手間をかけすぎず、美味しく仕込むマイルール
用意するのは、1Lの保存ボトルと、普段使っている500mlサイズのコーヒーサーバー2つです。
- ボトルを準備する
1Lのボトルに、半分より少し多めの氷を入れておきます。 - 濃いめの紅茶を抽出する
ひとつめのコーヒーサーバーに、DAY&DAYのティーバッグを1L分の量(だいたい6〜7個)入れ、500mlのお湯を注いで濃いめの紅茶を抽出します。 - 茶こしで移し、お砂糖を溶かす
もうひとつのコーヒーサーバーの上に茶こしを置き、ティーバッグを取り除きながら紅茶を移します。そこに、お砂糖を小さじ3杯ほど入れて溶かします(甘さはその日の気分で少し増減させます)。 - 氷のボトルに注ぎ、ミルクを合わせる
お砂糖が溶けたあたたかい紅茶を、氷が入った1Lボトルに注ぎます。氷がカランと溶けながら、ちょうどいい濃さと冷たさに落ち着いていきます。 - 牛乳を注いで完成
最後に牛乳を適量注ぎ入れれば、自家製アイスミルクティーの完成です。
氷が溶ける塩梅と、ミルクが解決してくれること
お砂糖を入れたアイスティーは、時間が経つと温度変化などで紅茶の成分が結晶化し、白く濁ってしまう(クリームダウンと呼ばれる現象です)ことがあります。
ストレートで透明感を保つのは少し気を使いますが、最初からミルクティーにしてしまえば、見た目の濁りもまったく気になりません。
牛乳を入れずにストレートで飲んでももちろん美味しいのですが、ミルクのやさしいコクとほのかな甘みが加わると、作業の合間に飲んだときにホッとする度合いがぐっと増します。
「いつ飲んでも、ちゃんと思い通りの美味しさがある」。そんな落としどころを見つけられたことが、日々の小さなお気に入りになっています。
「福袋」で知った奥行きと、100年のあゆみ
スーパーの棚にある定番商品だけでも十分に満足していた私ですが、過去に日東紅茶の公式オンラインショップで「福袋」を購入したことがありました。
届いた箱を開けてみると、普段スーパーではあまり見かけないような珍しい茶葉や、季節のフレーバーティー、さまざまな種類のお茶がぎっしりと詰まっていて、とてもワクワクしたのを覚えています。
「こんなにいろんな種類のお茶を作っていたんだ」と知ったことで、親しみやすい定番の奥にある、メーカーとしての探求心やものづくりへの情熱に触れたような気がして、ブランドへの愛着が一段と深まりました。
いつでも戻ってこられる安心の「定番」があるからこそ、ときどき新しいお茶を試す冒険も気軽に楽しめるのかもしれません。
1927年から続く「日常に紅茶を届けたい」という想い
日東紅茶の歴史を少し調べてみると、1927年(昭和2年)に日本で最初の国産ブランド紅茶「三井紅茶」として誕生したのが始まりだそうです。
当時は外国からの高級輸入品で、一般家庭にとっては「高嶺の花」だった紅茶。「安心の品質を、もっと手頃な価格で家庭に届けたい」という思いから国産化が進められ、のちに「日東紅茶」へと名前を変えて全国に広がっていきました。
100年近く前、誰かが「日常の中で、もっと手軽に美味しいお茶を楽しんでほしい」と願って蒔いた種が、今こうして私のキッチンやデスクの上で、日々のひと息を支えてくれている。そう思うと、なんだかとても温かい気持ちになります。
「でかけましょ、紅茶をたずさえて」――外で味わう小さなピクニック
今回の100周年プロジェクトのテーマは「NITTOH 100 PICNIC」で、キャッチコピーは「でかけましょ、紅茶をたずさえて」だそうです。
2027年日東紅茶は100周年を迎えます 日東紅茶100周年プロジェクト「NITTOH 100 PICNIC(100ピクニック)」始動! | 三井農林株式会社のプレスリリース
紅茶とともに対外的に活動することを「ピクニック」と名付け、さまざまなコラボやイベントなど、100周年に向けて100の活動を展開していくとのこと。
この「ピクニック」という言葉を聞いて、とても素敵な考え方だなと感じました。
ピクニックというと、バスケットにサンドイッチを詰めて遠くの公園へ行くようなイメージがありますが、もっと気軽でいいのかもしれません。
お気に入りの水筒やタンブラーに、いつもの日東紅茶を淹れて、近所の散歩道へ連れ出してみる。川沿いのベンチに座って、流れる水や野鳥の声を眺めながら、温かい紅茶をひと口含む。
それだけでも、十分に自分だけの「小さなピクニック」になります。
部屋の中で飲むいつもの一杯も落ち着きますが、外の冷たい空気や風を感じながら味わうお茶は、また少し違った美味しさと深呼吸を運んでくれます。
これからも、気負わない一杯とともに
2027年の100周年に向けて、これからどんな企画や新しいお茶との出会いが待っているのか、一人のファンとして静かに楽しみに見守りたいと思っています。
世の中にはたくさんの素晴らしいお茶があり、特別な茶器で淹れる贅沢な時間も魅力的です。
けれど、近所のスーパーで手軽に買えて、マグカップひとつで気負わずに淹れられる日東紅茶のような存在が、日々の暮らしの真ん中で気持ちを一番やさしく緩めてくれているような気がします。
お気に入りのマグカップに淹れるのもよし、冷たいミルクティーを仕込んでおくのもよし、水筒に詰めて外の空気を吸いに出かけるのもよし。
今日もお手元にあるいつもの一杯とともに、それぞれの心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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